2011年12月22日木曜日

ルンバは人々に今世紀最大の恩恵をもたらすか?

大げさなことを言うようだが、ルンバ掃除機には感服している。いままでの白物家電のイメージを革命的に変えるものではないか!

ルンバについて | iRobot ロボット掃除機ルンバ 公式サイト
スィッチをぽんと入れるだけで家の中の掃除を一人でしてくれる。いままでの家電製品はあくまでも「人間が自分で」仕事をするという前提で、その仕事を助けてくれるものに過ぎなかったが、ルンバは「自分で」やってくれるのである。いわば召使いを傭っているようなもの。人間が労働をすることが前提の従来家電製品とは質的に違う。

この種の製品のイメージは確か50年前からあった(アメリカの未来家庭のイメージでルンバと全く同じ機械が映像化されていたのを昔見たことがある)。でもこういう「便利な」製品を使うことにはある種の抵抗があったためか(チャップリンの「モダンタイムズ」あたりが嚆矢か)製品化が遅れた。

考えてみれば、一昔前の中産階級の家庭では使用人が居ることが当然だった。世の中が進歩してそういう階級社会は消滅したことはいいことであるが、昔は便利であったことも事実。以来、科学技術の進歩で新幹線が出来たり、パソコンモバイルが出来たり、いろいろ便利にはなったけれど、普通の人の仕事の量は減らなかったね。日帰り出張が増えたり、外出先でもデスクワークをしなければならなくなったりして、仕事が逆にきつくなったのが実情だろう。

郵便物をとってくるロボットとか、捜し物をしてくれるロボットとか、「仕事やっといて」と任せきりに出来るロボットとか、そんなのが欲しいな。ロボットが仕事をしている間に、人間が遊ぶ。これが理想。こういうロボット作りのノウハウは絶対に資本家には教えないこと。自分が職を失うことになる。

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